DOS/V解体新書 マザーボード編

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マザーボード
 
写真は、だいぶ古くなってしまったマザーボードP/I-P55T2P4-Cです、基本はどのマザーボードも同じですが、ATXタイプとATタイプはケースと電源が違います、初めて購入するならばATXタイプにしましょう。
写真を見て行くと、白いコネクターが4つあります、これがPCIバスカード用です、その下の黒いコネクターはISAバスカード用です、通常マザーボードはグラフィックのインターフェイスを持っていないので最低でもグラフィックカードをここにセットします。
左上にはメモリーのソケットが4つあります、現在ではDIMMが主流ですがこれはSIMMのソケットです。
CPUは右下の冷却ファンの下にあります。
マザーボードでチョット一言
マザーボードの各種設定はジャンパースイッチで行います、一つでも設定を間違えると組み立てていざ電源をいれたときに何も表示されない、ファンの音しかしない、といった悲しい状態になってしまうことがあります、そこであーあ壊れたと悲観する前にもう一度ジャンパーの設定を確認してみましょう、英文マニュアルと苦戦しながらね。

マザーボードへの電源供給部
 
たいていのことでなら壊れないタフなDOS/Vマシンでも、電源の逆差しだけは致命傷、運が悪いと全て壊れます、コネクターを抜き差しすることがあったら十分注意しましょう。(コネクターには一応逆差し防止の爪がありますが馬鹿力には無防備です)
電源自体でトラブルが発生することは少ないのですが、内部を拡張していくと電力不足になって動作が不安定になることがあります、こんなときは電源を強力なものにアップグレードします。

CPUソケット
 
コンピューターの心臓部、CPUをセットする大事な場所です、写真のSocket7にセットするCPUは正方形なので間違った向きにCPUをセットしないようにCPUの足(ピン)の配置が工夫されています、変な向きには挿せません。
CPUの高性能化にともないマザーボードのベースクロック(CPUへの外部クロック)が75MHz、83MHzと高速化する傾向にあります、最近では100MHzに対応したものまで発売されています、ベースクロックのアップはマシンのスピードアップに最大の威力を発揮します、ただしメモリ、各種拡張カードなどの周辺機器も高速クロックに対応する必要があります。
またCPUの作動電圧もCPUの高速化に従って下がっていく傾向にあります、将来を考えるとマザーボードは2.0〜3.6Vの間の幅広い作動電圧に対応している製品を選ぶ必要があります。
Socket7
 
Intelが新しいSocket7対応のCPUを開発していないため、Socket7も一世代前の仕様になったと思われがちですが、それは違います、AMDを始めとするSocket7互換CPUのメーカーが続々と新製品を開発しています、コストパフォーマンスの高いSocket7互換CPUはこれからも活躍していくでしょう。
 

AMD-K6

Pentium MMX

Pentium
Pentium F0 Bug
 
1997年11月10日にPentiumのバグが発見されました。
詳しいレポートはPentium F0 Bug Reportにまとめてあります。
Socket2
 
すでに忘れ去られたSocket2対応のマシンもまだ見捨ててはいけません、例えばPC-UNIXのサーバーマシンに使うならこの程度のCPUパワーで十分です、しかも熱暴走に対する耐性が最新のCPUと比べると高いため、右の写真のようにCPUの冷却は放熱フィンで充分です、放熱フィンならCPUファンが止まって熱暴走することもないため、24時間毎日休みなく動作するサーバーマシンには最適です。

80486-DX2
  Socket2でも右の写真のような変換ソケット(通称ゲタ)を使うことによって、Pentium系のCPUを使うことが出来ます、例えばCPUを80486-DX2からAMD-5X86に載せ変えた場合動作クロックは66MHzから133MHzと2倍にアップします、ベースはあくまでSocket2のため外部クロックは33MHzとなりますが、安くなったメモリーを大量に搭載すれば充分現役で使えるマシンになります。 AMD 5x86
Socket2変換ソケット