〔ディスカス〕
シクリッドの仲間 (Symphysodon aequifasciatus) 全長18cm程度
アマゾン原産のまーるい淡水魚です、体色がブルーに輝くディスカスは人工的に作られた種類でコバルトブルー、ブルーダイヤモンドなど数種類います。
ディスカスの子育ては神秘的で、孵化するまで夫婦で卵の面倒を見ます、稚魚は親魚の体の表面から分泌される、ディスカスミルクと呼ばれる栄養物を食べて大きくなります。
また、両親は交代で稚魚を見守り、危険があれば稚魚を口の中に隠して守ります。

〔コリドラス〕
(Corydoras) ナマズの仲間
南米に広範囲に生息します、食欲が旺盛なので水槽内の掃除屋として活躍します。
種類も豊富で、色、形ともさまざまな固体が存在するため、人気が高い。

〔グッピ−〕
(Poecilia raticulata var.) メダカの仲間
卵胎生メダカの種類です、尾鰭が大きく発達していてそこにカラフル模様が現れ非常に美しいのが特徴です、通常雌より雄のほうが模様が綺麗なようです。
ちなみに、プラティ、ソードテール、ヨツメウオなども卵胎生メダカの仲間です。

〔グ−ラミィ〕
ラビリンス・フィッシュの仲間
肺魚に近い仲間で、肺呼吸することができます。
グ−ラミィの種類は豊富で姿や形もさまざまです、中には1m近くまで成長する大型のタイプ(現地では食べる)もいます、日本に輸入されているのは小型で美しい鑑賞用のものです。

〔ハーフオレンジ・レインボー〕
レインボー・フィッシュの仲間
パプアニューギニア、オーストラリアなどに生息しています。
とても貪欲でこれでもかというほど、口が開きます、愛敬のある体形で体の前は虹色、後ろは美しいオレンジ色です。

〔カエルウオ〕
ギンポの仲間の海水魚、海岸のタイトプールの穴の中に住んでます。
苔が大好物で、水槽内に生えた苔は根こそぎ食べてしまいます。

〔ニザダイの仲間〕
ニザダイの仲間は"ハギ"の仲間とも呼ばれています。
尾柄部に棘状の突起をもっており、仲間によっては鋭く尖っているため外科医の魚(サージョン・フィッシュ)と呼ぶこともあります。

〔キイロハギ〕
(Zebrasoma flavesscens) 太平洋〜インド洋 ニザダイの仲間
珊瑚礁や岩礁地帯に群れで生息しています。

〔ナンヨウハギ〕
(Paracanthurus hepatus) 太平洋〜インド洋 ニザダイの仲間
枝珊瑚の周辺で生息しています。

〔キンチャクダイの仲間〕
キンチャクダイの仲間は"ヤッコ"の仲間とも呼ばれています。
英語名ではエンゼルフィッシュとよばれ、その名のとうりに美しい体色と優雅な泳ぎに人気があり、特にタテジマキンチャクダイが有名(値段も高価)

〔サザナミヤッコ〕
太平洋〜インド洋 キンチャクダイの仲間
口が鳥のくちばし状をしていて、貝などを食べることができる、また幼魚期から成魚期にかけて体色が変化する。

〔メガネゴンベ〕
(Paracirrhites arvatus) 太平洋〜インド洋 ゴンベの仲間 目の回りにメガネ状の模様があるため、メガネゴンベと呼ばれています。
鰾が退化していて、独特の泳ぎかたをします、また珊瑚や岩の間に座る習性があります。

〔パワーヘッド〕
ドイツ・エーハイム社などから発売されている、ろ過装置用の水中ポンプ、運転音が静かなことと、水槽内のレイアウトを自由に組めるのが便利です。

〔普及型の60cm水槽〕
ニッソー社などから発売している、ガラス水槽です、なんといっても値段の安さが魅力で、やすい店なら2000前後で売っています。
色は黒と青の二色が標準です。

〔上部濾過装置〕
水槽の上にのせるだけで使える便利な濾過装置です、値段もリーズナブルで4千円前後が相場です。
ニッソー、スドーなどのメーカーが発売しています。

〔外部濾過装置〕
円筒型の密閉型濾過装置でポンプを内臓しています、水槽と濾過装置はホースでつなぐため、水槽周辺のレイアウトをすっきりさせることが出来ます。
モーターの作動音はまったくせず、手入れも簡単、濾過効率も高いなど数々のメリットがありますが、値段はそれなりにします(最低1万円以上)
エーハイム、スドー、などのメーカが発売しています。

〔底面濾過装置〕
かなり、以前からある、濾過装置でエアーポンプの空気を使って水を循環させます、底面濾過装置の上に砂利や砂などを敷く必要があるため、掃除をするのはかなり面倒です。
ただ、機構がシンプルな割には濾過効率は高く、濾過装置の中ではもっとも安価です。

〔スポンジフィルター〕
底面濾過装置の手入れが面倒な部分を改良した濾過装置、底面濾過装置では砂利や砂の中で濾過バクテリアを繁殖させて濾過を行ったが、スポンジフィルターはそのスポンジのなかで、濾過バクテリアを繁殖させて濾過を行います。
特殊スポンジを使っているため、そこそこの濾過効率はあるが、どうしても濾過面積がせまいため、通常ではメインフィルターとして使用することはまずない.
テトラ社のフィルターが有名

〔人工濾材〕
人工濾材は濾過装置のなかにいれて使います、小石やコンペイトウ、小さな円筒形のものなど形はさまざまですが、どの濾材も広い表面積を使った生物濾過が出来るように、多孔質にするなどの工夫がされています。
各社から発売されている主な商品は
[エーハイム]エーハイサブストラット(粒状)、エーハイメック(円筒形)
[スドー] クリスバール、カルチャーリング
[キョーリン] シポラックス、セラ・バイオパー

〔ヒーター〕
熱帯魚用のヒーターは現在ではセラミックヒーターが主流です、水槽のサイズにあわせた容量(Wワットで表示)のヒーターを選んで下さい。
通常ヒーターの寿命は1〜2年程度です、ヒーターが故障した場合、飼っていた魚が全滅することがあるので1〜2年ごとに一回交換すれば安心です。
時々ヒーターにさわって火傷してしまう魚がいますが(ナマズの種類に多い)そんな時は、ヒーターに市販のカバーをかぶせておけば大丈夫です。
水槽のサイズとヒーターの容量の目安(室内に設置した場合)
水槽 45x30x30cm 100W
水槽 60x30x30cm 100W-150w
水槽 60x45x45cm 300w
水槽 90x45x45cm 400w

〔サーモスタット〕
サーモスタットはヒーターをコントロールして水槽の水温を一定に管理する器具です、IC式と機械式(バイメタルを使用)の2種類がありますが、水温設定が簡単なIC式が安心です。
サーモスタットの設置で注意することは、水温センサーをヒーターの近くに設置しないことです、ヒーターの近くに設置すると水温が安定しなくなります。

〔照明器具〕
最近の熱帯魚飼育は飼うことの楽しさの他にインテリアとしての価値を求める傾向もあって、とくに照明器具は各種さまざまな製品が発売されています。
購入のポイントですが、インテリアを優先させないのなら一番安い商品でも特に問題はありません、インテリア重視なら水中蛍光燈を選ぶのもいいと思います。

〔蛍光管〕
熱帯魚用の照明器具に使う蛍光管は家庭用のものと同じ規格なので、家庭用で代用できますが、熱帯魚専用の蛍光管も発売されています。
特に水草を主体にした水槽(レイアウト水槽と呼ばれている)には、植物育成用の蛍光管が必要です。

〔エアーポンプ〕
エアーポンプは空気を送り出す単純な装置ですが、一度使い始めたら年中無休で動き続ける働きものです。
エアーポンプを購入するとにきは作動音に注意してください、特に寝室などに水槽を置く場合だとかなり気になります。
また、エアーポンプが故障した時は捨ててしまわずに、修理キットを購入してきて直して下さい(説明書に詳しく書いてあります)

〔エアーストーン〕
エアーストーンは空気を水にとけやすくするために、細かい泡を発生させます。
主流はセラミックストーンですが、より細かな泡を発生させる木製のタイプもあります(泡は細かいが寿命が短い)

〔ウォーター・コンデショナー〕
ウォーター・コンデショナーは水道水を魚が暮らしやすい水に変えるために使います、また魚が住んでいた地域によって使用するコンデショナーは違います。
ウォーター・コンデショナーの種類
1.塩素中和
水道水に含まれる塩素を中和して無害な物質に換えます。(テトラ コントラコロラインなど)
2.重金属、その他有害物質の無害化
水道水に含まれる、有害物質を無害化します。(テトラ アクアセイフなど)
3.栄養分の補給
水道水に不足しているビタミンなどの栄養素を補給します。(テトラ バイタルなど)
4.生息環境の再現
水道水を魚が住んでいた生息環境に近づけます。(テトラ ブラックウォーター[アマゾンの環境を再現] など)
5.ペーハー(pH)の調整
水道水のpHを魚に合わせた水質に調整します。(テトラ ペーハーマイナス など)
6.硬度(KH)の調整
水道水のKHを魚に合わせた水質に調整します。(テトラ エーハイトーフ、各社イオン交換樹脂 など)

※ 1-6 の数字は水質管理の優先度を示しています、1は必ず必要です、2は魚に元気がなければ投与して下さい、6までの管理はディスカスに産卵させる時など特殊な場合です。

〔水温計〕
水温計は水槽内の水温を確認する大事な器材です、餌をあげる時に水温も確認するようにしてください。
ガラスタイプなら安く購入できますが、より正確な温度を知りたければデジタルタイプを選んで下さい(0.1℃単位で表示できる)