熱帯魚入門

熱帯魚を飼ってみよう
屋根裏水族館を見てたら、なんだか熱帯魚を飼いたくなった!でも飼うのは難しいかな...と思ってる、みなさん、熱帯魚の飼育はそれほど難しいものじゃないです。
でも、いろいろ種類がいてどれにしようか悩んでしまう...
そんなあなたに、お勧め熱帯魚TOP3
No.1 グッピー
美しい、丈夫、簡単に子どもが生まれる、と三拍子そろった熱帯魚の入門種です。
それだけに奥は深くて、色の美しいペアは数百万単位で取り引きされたこともあります。
飼育は簡単で、小さい水槽(幅40x奥25x高28)に、小型のろ過装置で充分です。
グッピーは卵胎生なので、子どもは卵ではなく、魚の形で生まれてきます(すごくかわいい)
No.2 グーラミィ
グーラミィの仲間は淡水魚のなかでは非常にカラフルなのが特徴で、しかも丈夫です。
ひれが変化して出来た手(触覚?)のようなものがあって、ユーモラスな行動をとります。
個人的に好きなのは、ドワーフ・グーラミィ(ディスカスに色が似てる)です。
No.3 ハーフオレンジ・レインボー
ハーフオレンジ・レインボーの名のとうり虹色の体色をしています、体色を小刻に変化させることができるので、見ているととってもきれいなんです。
この魚、とっても丈夫でどんな餌でも食べる元気な奴なんですけど、ショップによって値段の差が大きいのが問題です、1000円以上だったらちょっと高いです。
えとせとら
屋根裏水族館で飼ってるディスカスはお勧めじゃないの?と言われると
ものすごーく、お勧めなんですが、はじめて飼うにはちょっとだけ難しいです、でも一度でも熱帯魚を飼ったことがあれば、たぶん大丈夫だと思います。
ちなみに、別館で飼っている海水魚は初心者厳禁です。

熱帯魚を飼うにはどんな器材が必要?
気に入った魚が見つかって、ショップに器材を買いに行くと、種類がたくさんあってどれを選んだらいいか迷ってしまう...
そこで、あなたに最適な器材を紹介!
水槽
水槽は普及型の60cm水槽(幅60x奥30x高36)が手軽で便利です、水槽を置くスペースがなければ45cm水槽(幅45x奥30x高30)を選んで下さい、ろ過装置などの器具は大体、45cm、60cmの2つのサイズをベースにしているため、あとで困りません。
ろ過装置
ろ過装置には、上部ろ過装置外部ろ過装置底面ろ過装置スポンジフィルターなどがあります、手入れのしやすさ、コストパフォーマンスを考えると上部ろ過装置がお勧めです、運転音(モーターの音や水の音)を気にするなら外部ろ過装置を選んで下さい。
底面ろ過装置は性能はいいのですが手入れが非常に面倒です。
最後にスポンジフィルターですが、これは他のろ過装置と組み合わせる補助的なものと考えてください。
ろ過装置の濾材
ろ過装置の中に多孔質の人工濾材を入れると、濾過効率が高くなり水質も安定します、上部濾過装置で使用するなら、人工濾材の上に、わた状のマットを敷いて使えばOKです。
ヒーター
熱帯魚はその名のとうり、暖かい所に住んでいますから日本の気候だと、ちょっと寒いんです、そのため寒い時に水槽を暖めるヒーターが必要になります。
ヒーターは60cm程度の水槽なら100〜150ワットのセラミックヒーターを使用します、それに水温を一定に管理するためのサーモスタットが必要になります、これはICタイプのものを選びましょう(ヒーターとサーモスタットが一体化した商品もある)
照明器具
忘れちゃいけないのが、魚を美しく見せる照明器具です。
水槽のサイズに合わせて各社から発売されていますが、なるべく安いものを購入して、好みの蛍光管を別に買うのがお勧めです。
(熱帯魚専用の蛍光管は各種発売されている、水草育成用なんてのもある)
エアーポンプ
魚が生きていくためには酸素が必要です、また生物濾過をやってくれるバクテリアなども酸素を消費しますからエアレーションはとっても重要です。
エアレーションをするためにはエアーポンプが必要です、縦形円筒形の音の静かなタイプを購入してください、細かい泡を出すためのエアーストーンはセラミックのものがいいです。
(エアーストーンのかわりに、エアーリフト式のスポンジフィルターを使ってもOK)
その他いろいろ
その他にも絶対必要なものがいくつかあります。
まず、魚が住みやすい水を作るために、ウォーター・コンデショナーが必要です、これは水道水の塩素(カルキ、消毒薬)など魚に有害な物質を除去します。
次は水温を確認するために水温計が必要、これは吸盤で水槽の内側に貼り付けるガラスタイプのものがいいです。
それと、魚を移動するときに使うネット、体表を傷つけることのないように、魚の大きさにあわせた、柔らかい繊維のものを選んでください。
もう一つ忘れちゃいけないのがガラスのふた、水槽とセットになっていれば必要ないですが、これがないと魚は逃げるし、水はすぐ蒸発します。

熱帯魚を連れてくる前の準備
器材がそろっても、まだ熱帯魚を連れてきちゃだめです、慌てずに準備をしましょう。
設置場所で悩む
水槽をセットする場所を決めます、家の片隅とかじゃなく、いつでも目に付くところに設置しましょう。
ただし、日差しの強いところは避けてください、また、台としてカラーボックスなどを使う場合は45cm水槽までが限界です、60cm以上の水槽を置く台はそれなりに、がっしりしたものを選んでください。
(一度セットした水槽を移動するのは、とても大変、設置場所は、しっかり悩んでから決定しよう)
水を入れてみよう
水槽に水を入れます、この段階で水を入れるのは、台が水槽の重量に耐えられるのかを試すのと、各器材の吸盤を水槽のガラス面にしっかり取り付けるためです。
ウォーター・コンデショナーはまだいれません、水槽内に砂利などを敷く場合や簡単なレイアウトをするときは水を入れる前に行います。
ろ過装置の接続
ろ過装置の接続は、商品付属の説明書を良く読んでから始めてください、接続で特に恐いのが水漏れです、ほんの少しでも、1日で大量に水漏れします。
外部ろ過装置では接続パイプをしっかり繋ぎます、エアーポンプを使うタイプでは逆流防止装置を付けましょう、上部ろ過装置では水槽の後ろのカーテンなどの布製品に注意してください。
濾過装置に櫨材をセットする必要がある場合、よく洗ってからセットします、種類によってはお湯で洗う必要があることもあります。
その他器具の接続
ヒーター、サーモスタット、水温計、などの器具を接続していきます、ヒーターとサーモスタットのセンサーはなるべく距離を離して取り付けます(電源をまだ入れないでください)
またテーブルタップ(集合電源の商品名)はなるべく床に置かないで、壁などに掛けてください、これは、水をこぼしたときショートしにくいからです。
動作確認
器具の接続が終わったら、とりあえず電源を入れて作動させてみてください、動かない...ときは、まずコンセントの確認、次はバルブの確認、外部濾過装置では呼び水をやり直してください。
濾過装置などから異音がするときは、気泡がつまっている場合があります、たいていはしばらくすると、音がしなくなります。
ウォーター・コンデショナーを入れる
ここでウォーター・コンデショナーを入れます、が、心配性のひとは器具の電源を一度切って、水槽の水を入れ替えて下さい。(ここまでしなくてもまず大丈夫)。
ウォーター・コンデショナーの使用は飼う魚種により違います、ここをもう一度見て決めましょう-->ウォーター・コンデショナー
準備完了
さて、水槽の準備は出来ました、魚を入れるのはこのまま(器具の電源を入れたまま)半日程度ほっといてからにします。(時間がなければ数時間でも、まあOK、でも2日以上ほっとくのはだめ)
そして、水槽に入れる魚は本命の魚ではなくて、比較的安価なコリドラスなどを入れます。


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