Attic or Garret

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DTMF解析装置


電話で相手と話しているときに、電話機のボタンを押すと、相手の電話機で、ピッ・ポッ・パッと音がします。
この装置はその音を聞き分けることで、離れたところからいろいろな機器をコントロールすることができます。
ピッ・ポッ・パッの音のことはDTMF(DualTone Multiple Frequency)と呼びます。
この機械は、次のようにDTMFを解析します。
  1. ”自動回線切替え装置”を使って電話が使用中か調べる。
    自動回線切替え装置は電話の使用中にランプ(LED)が点きます、このランプを利用してON/OFF情報をマイコンに入力します。
    左の写真の左上の茶色の基板が、ケースから取り出した”自動回線切替え装置”
     
  2. テレフォン・ピックアップを使って電話回線のDTMFを取り出す。
    テレフォン・ピックアップは電話の会話を録音するための機器です、一般の電気店で購入できます。
    左の写真の左下の白いケースがテレフォン・ピックアップです。
  1. DTMFをアンプで増幅
    テレフォン・ピックアップで入力したDTMFは解読するには、音が小さいので、アンプIC(LM386N)を使って増幅します。
    上の写真の右上の基板がアンプとDTMFデコーダの基板です、左の写真がその基板の拡大写真です。
     
  2. 増幅されたDTMFをデジタル信号に変換
    アンプで増幅されたDTMFをDTMFデコーダIC(SANYO LC7385)でマイコンに入力できるデジタル信号に変換します。
    左の写真で大きいICがDTMFデコーダIC、小さいICがアンプICです。
  1. デジタル信号に変換されたDTMFをマイコンで解析
    DTMFはデジタルデータとしてマイコンに入力されます。
    マイコンのプログラムは入力されたDTMFに対応した処理を行い、マイコンの出力ポートをコントロールします。
    左の写真は秋葉原の秋月電子で発売されている、マイコンボードです、CPUには、8ビットCPUのZ80を使用しています。
     
  2. 出力ポートからの信号でリレーを駆動
    マイコンの出力ポートからの信号によって、出力ポートに接続されたリレーがON/OFFします。
    リレーにいろいろな機器を接続することによって、機器を離れた所からコントロールすることが出来ます。