Attic or Garret

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PocketPostPetの紹介 (WinCE化&黒仕様)



ポポペとは、ポケットポストペットのニックネームでDoCoMoの携帯でPostPetを使う為のキーボードのついた小さいコンピュータです。小さいながらカラー液晶もついていて、PostPetの中のキャラクター、ピンクのモモ(クマ)をモチーフにしてるので、とってもかわいいデザインです。
 
このかわいいマシンをなぜ、屋根裏実験室で取り上げるのかというと、PostPetとインターネットのブラウズ程度しか機能のないこのマシンを先人たちの努力でWindowsCE(2.12)のマシンとして動作させることが出来るからです。(CE化については、既に先人の方々が詳しい説明をしているので省略します、リンク先をご覧下さい)
 
しかも定価35,800円だったこのマシンが
今では2,000円〜と夢のプライスです。(名前にカメラが入る量販店などで)
 
ただ、安くてもこれを町中で使うにはちょと恥ずかしいので黒くスプレーしたのが上の写真です。既に持ち歩いて使ってますが、特に注目されてないようなので安心?して使えます。
 
またクロックアップの方法なども発表されてます。GameBoyエミュレータなども動作確認できているのでWindowsCEマシンとして実力は十分にあります。
 
実際にはCE化するためにMMC(マルチメディアカード)とMMCのリーダー&ライターが必要なので、ポポペ本体と合わせると1万円を超えてしまいますが、それでも定価から考えると十分に安いのでお勧めです。
 
PocketPostPetのCE化関連サイトへのリンク
CE化に成功したぞろよしさんのページ
ポポペと遊ぶ
ポポペ専用、必須ソフトを作成された今井透さんのページ
Tillanosoft
クロックアップ、総合情報
泡の杜別館「モモ・ハウス」
掲示板
WindowsCE FAN ポストペット(CE)情報交換
 
メーカーへのリンク
So-netのPocketPostPetホームページ
ポケットポストペット
製造元CASIOのNewsRelease
PostPet専用端末「ポケットポストペット」

最後に今回の塗装の手順を書いておきますのでご参考にどうぞ。
色は黒の艶消しで微妙にメタリックが入ってる渋い色です。
 
1. バラバラにばらしてから染料で染めます。染料は樹脂用染料SDN(大阪化成品株式会社)の黒を使いました。これをペットボトルの頭を切った入れ物に入れて70℃ほどの熱湯を注ぎます。ここにばらしたパーツを入れて30分ほど待ちます。
2. 取り出したらタオルで軽く拭いて乾かします。この後、なるべく油分がつかないように注意して下さい。水分が全てなくなるまで十分に乾燥させます。
3. 準備ができたらスプレーします。塗料はHoltsカーペイント、色はサターンブラック(S-12 スズキODG)、これを2本使いました。作業は外で新聞紙を敷いてやりました。
スプレーするときは離れたところからスプレーするのと少しずつスプレーするのがポイントです。時間をかけてじっくりむらの出ないようにスプレーします。塗り残しがなくなったら、そのまま1日乾燥させます。
4. 乾燥後、塗り残しや塗りむらがあった部分を修正します、粒子が大きくなってしまうと綺麗ではないので、なるべく離れたところからスプレーします。
これで綺麗で丈夫な艶消し塗装が出来ます
5. 艶を出したいときはさらにクリアーをスプレーします。

ポストペット(CE)情報交換で御質問があったので、
樹脂用染料を使う理由の補足をしておきます。
 
1. 下地が白でなくなるので濃い色を塗る場合にスプレーの量が減り塗装が多少楽になります。その分、仕上がりもいいと思います。
2. 塗料のノリが良くなるのでスプレーした後にはがれにくくなります。(スプレーと材質の関係にもよります)
3. DCコネクタやMMCのカバーなどクリアランスの少ない部分の塗装が薄くなったときに目立ちません
4. 染料の黒はどんなに染めても黒にはならずこげ茶になります、スプレーする色に合わせて染料は換えて下さい。

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