HARDWARE ロジックボード編2

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シールド強化
ロジックバスのクロックアップで40MHz近くのクロックを使用した場合、バスへのノイズ混入による動作不具合が発生することが分かりました。
ノーマル(15.66MHz)の2.5倍のクロックにロジックボードが耐えているだけでも凄いんですが、40MHz以上での安定稼動を目指すためロジックボード裏面のシールドを強化してみました。
 

 
材料は0.2mmの銅板と絶縁用の0.2mmのプラ板で、ロジックバスのラインに合わせて現物加工しました。Sonic(Ethernetコントローラー)とCT65220(LCDディスプレーコントローラー)の冷却も兼ねています。
グランドはロジックボードの2個所から導線でとっています。
 

 
そして結果ですが...
ノイズ混入に変化はなく、ロジックバスの耐性を上げるには至りませんでした。軽量化と冷却には一役買っているので無駄ではないのですが。
シールドよりもPBXのバスドライブ能力の限界が原因のような気がします、今度はPBXへの供給電圧のアップやバスバッファを間に入れるなどのチャレンジをする予定です。

ロジックバスクロック切り替えスイッチ
安定重視のクロックとスピード重視のVMAX状態のクロックをセレクトできるように切り替えスイッチをつけてみました。
 

 
クロックオシレータは2階建ての2連です、出力を直接スイッチまで配線するとお互いのクロックが干渉するので、それぞれの1番ピンをスイッチまで配線して使用しない方をグランドに落とすことによって片側だけイネーブルにしています。
 

 
スイッチは右のバッテリーの下に配置しています、加工も楽だし何より普段目立たないところが渋くて好みなんです。

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