DOS/V解体新書 | |
初めてオリジナルパソコンを作ってから5年ほどたちました。
当時購入した部品で今も使っているのはAT仕様のケースだけになりました、コンパクトでデザインもなかなかのこのケースを気に入っているので、いまだにメインマシンはATマザーのままです。
最新のマシンには及びませんが、そこそこの性能に満足しています。
ちなみにKENWOODのシールはカッコいいから張っただけで中身とは関係ないです。
(解説文の情報にかなり古い部分があります、ご了承下さい) |
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マシンの諸元表 |
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● こだわりのチューニングポイント
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1. | CPUは最近の1GHzクラスのCPUと比べると見劣りするAMD K6-2(500MHz)だけど、外部クロックを126MHz(SDRAM 126MHz,AGP 75MHz,PCI 37.5Mhz)に設定してクロック倍率を4.5から4にダウンさせた504MHzで動作させているので通常の用途では十分なパフォーマンスを発揮。 | |
2. |
ハードディスクなど、周辺機器の接続をSCSIインターフェイスに統一、当然SCSIのコントローラーはバスマスタ方式、ボトルネック解消でパフォーマンスUP!
(注:最新のUltraDMA100仕様では、SCSIと互角のパフォーマンスのようです。) | |
3. |
メモリーは256MB搭載、これだけあれば、とても快適で幸せな環境を約束してくれます (メモリー価格は変動するので安いときに迷わず買っときましょう) | |
4. | グラフィックカードはVIPER V550 AGPを使ってます、NTSC出力も可能なので家庭用テレビにも接続できて便利です。 | |
5. | SCSIのリムーバブルディスクでハードディスクもフロッピーディスク感覚!、SCSIの最大の利点はSCSIインターフェイスを装備したマシンの間でなら、周辺機器の移動が簡単にできること、だから複数のマシンで機器の共有ができて経済的 | |
Over Clockの解説 (今更ですが...) | ||
オーバークロックとはCPUを既定値以上の動作クロックで使用することです、動作クロックは外部クロック(MHz)をクロック倍率で掛けたものです、例えば PentiumU(350MHz)の動作クロック(既定値)は次のようになります。
外部クロック100MHz × クロック倍率3.5 = 動作クロック350MHz このCPUの外部クロックを124MHzにオーバークロックすると次のようになります。 外部クロック124MHz × クロック倍率3.5 = 動作クロック434MHz このように、オーバークロックをすることで、ワンランク上のCPUと同等の性能を発揮することができます。 ただし、PentiumU(350MHz)CPUは動作クロック350MHzで動作するように設計されています。 既定値以上の動作クロックで使用した場合の動作は当然保証されていません、CPUから発生する熱も通常より高くなります、最悪の場合壊れてしまうかもしれません(意外と丈夫だけど...) トラブルが発生した場合はすべて個人の責任となりますのでご注意ください。 | ||
Over Clockの情報 | ||
CPUにはクロック倍率のリミッターが付いている場合があります(特にPentiumk系)、その場合クロック倍率を上げてオーバークロックを実現することができません。
外部クロックはCPUのロットによって限界クロックが違います、124MHz、150MHzで動作する製品もあれば、外部クロックのオーバークロックが出来ない製品もあります。 ただし、このような場合でもCPUへ供給する電圧をあげることでオーバークロックが実現できる場合があります。 また、外部クロックを66MHz以上に設定した場合PCI,ISAの各種カードやメモリーなどが、外部クロックに対応できないことがあります、この場合BIOSでウエイトなどを設定して解決できる場合もありますが、動作が不安定ならば外部クロックを標準に設定したほうが安心です。 | ||
Over Clockのお得情報 | ||
メーカー製パソコンの一部にはディップスイッチかジャンパーの設定だけでクロックアップしてしまう機種があります、当然マニュアルにはそんなことは書いてありません、しかしメイン基板に直接設定方法が書いてある場合が多いのです。
また指定外のCPUに対応している場合も多いのでアップグレードを検討する前に、まずはケースを開けてみましょう! (既定値外の設定で使用して問題が発生した場合には全て個人の責任となりますのでご注意ください。) | ||
● AMD−K6 | ||
AMD-K6はIntel Pentium互換のCPUです、IntelがPentiumUに移行してからSocket7のCPUを開発していないので、Socket7では最速のCPUです。
Pentium互換といっても、アーキテクチャーはまったく異なっています、AMD-K6はx86命令を一度RISC命令に変換してから実行する"K86スーパースケーラー・コア・アーキテクチャー"によって設計されています、CPU内部がRISC化されているため効率的にx86命令が処理できるので、処理速度が向上します。 またIntelのMMX命令をサポートするとともにCPU内部の一次キャッシュが大容量化されています、このためPentium以上の性能を発揮することができます。 またK6-2からは3Dに対応した専用命令を追加しているので、3D処理のパフォーマンスがアップしています。 コストパフォーマンスを考えたら、AMD-K6はとてもお勧めです。 | ||
K6購入のポイント | ||
AMD-K6は周波数などによって作動電圧が異なります、CPUに作動電圧が書いてあるので購入する際にはマザーボードのマニュアルを参考にして下さい、またAMDのCPUは発熱が高めなので、ハイパワーのCPUファンもあわせて購入したほうが安心です。 |
リアビュー (写真と一致してないです) | |
@ PS/2 Mouse,Parallel PRT1 | |
A RS-232C COM1(9Pin),COM2(25pin) | |
B RGB Video,NTSC Video | |
C Ethernet 10Base-T | |
D SCSI Connector | |
E Capture Video,S-Video | |
F SoundBlaster Game,SP,LINE-OUT,MIC,LINE-IN |