Attic or Garret

PC用リモコンの研究


車載PCのリモコン入力用にiMON-2.4GLTを気に入って使っているのですが、 この商品が廃盤になっているため、今後のため新しい商品を探します。 今回はRW-PCM37BKです。

ルートアール RW-PCM37BK
 
1,780円でワイヤレスと安かったので、改造しても良いかもと思って買ってみました。 リモコンはボタンがカラフルでマウス用のボタンもあり良い感じです。 受光部は小型で伸縮式のケーブルでUSBに接続します。
マウスは感圧式を期待したのですが違うようです。
 
NUMLOCKボタンで切り替えることで携帯電話の要領で、カーソル&制御、数字、アルファベットの入力が可能です。
リモコン上で現在どのモードか分からないのが残念
 
HIDなのでドライバいらず、専用ソフトもありません。 ただし、システムで優先されている電源ボタンなどを除くとアクティブなウィンドウにしかキーコードを送れないため(WindowsXP調べ) ブラウザを使っているときに、iTunesの曲送りとかは出来ません。 HID方式のリモコンのため仕方ないです。
 
A〜Dの4つのファンクションボタンがあり、それぞれ"Ctrl+Alt+A〜D"が割り振られています。
 
メーカーページ
日本語説明文ダウンロード (PDF)

受光部を分解してみました。 HT82M99Eというチップが使われているので調べてみます。

HT82M99E 仕様書(英語)
 
仕様書を見るとUSB Mouse Encoder 8-Bit OTP MCUとありざっと性能を見ると結構面白そうなチップです。 書き込みツールがないので遊べないです。
 
Features PS/2 and low-speed USB interface, such as mice,joysticks, and many others
Conforms to USB specification V1.1
Conforms to USB HID specification V1.1
3.3V regulator output
8-bit RISC microcontroller, with 2Kx4 EPROM(000H〜7FFH)
96 bytes RAM (20H〜7FH)
6MHz/12MHz internal CPU clock
One 16-bit programmable timer counter with overflow
12 I/O ports

赤外線データの解析
購入してから、今ひとつ痒いところに手が届かない感じだったので放置してたのですが。 赤外線受信モジュールを作って、いろいろトライしてみました。 仕組みは単純で、赤外線リモコンからの赤外線を数値化してシリアル経由で パソコンに送信します。
赤外線受信モジュールがあれば普通のリモコンもPC用のリモコンになります。
 
一般的に赤外線リモコンは38KHzのパルスとして送信されています。 一つのパルスが約0.0263msecなので、赤外線がONの時間、OFFの時間それぞれの パルスの数を数えることで解析出来ます。
 

今回はマイコンにPIC18F14K50-I/SSのSSOPフラットパッケージ版を使って小型化にトライしました。 PCとの接続はUSB経由です。 PIC18F14K50は単体でUSB接続が可能な優れものなんですが、赤外線の解析で余裕が無さそうなので(作成者のスキル不足かも)、 USB・シリアル変換では定番のFT232RLを合わせて使っています。

PC側プログラム
下がPC側のプログラムのスクリーンショット、作成はVB6、一応最低限の機能を備えただけで、 もうちょっと作り込む必要がありそうです。
 

 
回路図やプログラムは次の更新で公開の予定です。



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